☆三嶺ロープウエー問題を考える  戻る
   
 この三嶺塾は、東祖谷山村が三嶺中腹に計画しているロープウエー問題を自然
保護、山村の過疎問題、林業の現状と課題、そして、これまでの第3セクター運
営の現状などを通して、この計画のどこに問題があるのか探ってみようという趣
旨で開催します。
【第2回講座】 2月8日(木)午後7時から9時
 テーマ  「山村の過疎問題」
              山村が抱えている過疎問題の、その現状と課題について
        わかりやすく解説していただきます。
  講  師  中嶋 信(徳島大学総合科学部教授)
 場  所 徳島市福島1丁目 徳島市立木工会館
 主 催 徳島・三嶺を守る会
 受講料 無料
 
    
       第2回三嶺塾は約50名の参加者で満席でした。

中嶋先生より、
 政府の地域政策(生産効率追求のための人口、資本、資源の集中政策)により過疎が進行したこと。
 徳島県自体も過疎県であり徳島市も人口の減少が始まっている。
 過疎と貿易自由化により、山仕事をする労働力が都市に奪われ、山林の荒廃を招いた。
 過疎対策には、一時しのぎの土建事業ではなく、地域の人材、資本、資源を生かした「維持可能な発展」でなければならない。
 等々の日本の将来を考えさせられる講義があった。

参加者より
 地元に住むものとしては、ロープーウェー建設よりも廃校になりそうな学校を存続するため努力して欲しい。
 ロープーウェー建設は、町村合併に向けて有位に立つためではないか。
 建設事業に対する補助金は山仕事をするのがあほらしいほど莫大である。
 木材価格は、外材と国産材の差は家一軒建てて3万円ほどであり、国産材を優先して使用するべき。
との意見があった。
      
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