三嶺検討委員会(第1回)報告
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10月15日、徳島県県民環境部環境局自然共生室は「三嶺検討委員会」(第1回)を開催しました。

1 委員  12名

徳島県自然保護協会会長、同 理事長、同 理事、県山岳連盟理事長、県勤労者山岳連盟理事長、徳島・三嶺を守る会事務局長、東祖谷山村森林組合、三嶺林道土地所有者代表、東祖谷山村長、東祖谷山村嘱託員、徳島森林管理署長、県自然共生室長

2  検討会報告

1) コンサルタント会社より平成13年度調査報告

@山頂平坦部と登山ルートの荒廃と現状(要点)
 最近の登山ブームにより登山者が増え、貴重な群落の損傷や破壊が懸念されている。
  損傷や破壊をできるだけ少なくすると同時に適切な利用形態をどうすかなどの対策が求められる。
 登山道と頂上部及び頂上東側の平坦部に幾本にも出来ているふみ跡は、深く掘れ土砂の流失が起きている箇所が随所にあり、今後対策が必要では。

A三嶺入山者数の推定報告(要点)
 *平成13年4月〜11月間の三嶺林道経由による入山者数・・・6565人
   ・県別  徳島 2358人、香川 1583人、愛媛 686人、高知 588人
 *平成13年9月23日、24、10月6日に三嶺山頂で徳島、高知両県側からの入山
  調査。徳島県側 66% 高知県側 34%
 *三嶺の年間全登山者数の推定 6565人/0.66=9947人   約10000人 

2) 三嶺登山者にアンケート調査の実施(予定)
  アンケートの内容について検討を行なう。アンケートのポイントは、
      @山頂トイレについて問う 
      A山頂の荒廃防止対策について問う 
      B利用制限、方法について問う 

以上
* 検討委員として参加しましたが、第1回はコンサルからの報告で終わりました。
  あと2回開かれますが、本格的な検討はこれからだと思います。
  三嶺山頂トイレについて、登山道などのいたんでいる箇所の補修方法などについて、
    ご意見などをお持ちの方は、当会へ寄せてください。

徳島県勤労者山岳連盟 自然保護部