徳島新聞 2001年2月24日より 戻る
三嶺ロープーウェー計画
1万2308人が反対署名
守る会
知事に提出 全国登山家7755人含む
東祖谷山村が高知県境の三嶺(標高1,893m)中腹に計画しているロープー
ウェー建設に反対する徳島・三嶺を守る会(代表・渡部孝徳大名誉教授)は23
日、圓藤寿穂知事に1万2308人分の反対署名を提出した。署名は2回目の集
計分で、全国26都道府県の登山愛好家から送られた7,755人分が含まれて
いる。
県庁を訪れた渡部代表らは、計画の補助などを担当する地域振興課の森周一課長
に、「ロープーウェーが建設されると山頂が裸地化する恐れがある。施設運営の
破綻も心配だ。補助金等の支出は慎重にしてほしい」との要望書を提出。
森課長は「計画は環境問題を抜きにしては進められない。守る会と村が十分話し
合って納得した計画でなければ補助もしない」と答えた。
提出された署名は、昨年12月1日から今年1月末までに集めた。第1回集計分
も合わせると、署名は計2万4155人分になった。
朝日新聞 2000年12月2日朝刊より
反対署名、知事に提出 三嶺ロープーウェー計画で「守る会」
徳島、高知県境にまたがる三嶺(標高1893m)の中腹に、東祖谷山村がロー
プーウェー建設を計画している問題で、「徳島・三嶺を守る会」(渡部孝代表)
は1日、県庁を訪れ、圓藤寿穂知事宛の反対署名11,847人分を出した。
渡部代表らメンバー3人は、地域振興課で森周一課長に対し「マナーを知らない
観光客が増えれば、自然が破壊される」「将来的には山頂まで延びるのではない
か」などとして計画への反対を表明。同村から過疎対策事業債や地域総合整備事
業債などの起債申請を受けないよう申し入れた。
森課長は起債や補助金の申請は出ていないとし「村の単独事業なので、県が意見
する立場にない。過疎対策は村の存亡にかかわる事業。両者で話し合ってよりよ
い振興策を見つけて欲しい」と話した。
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